自転車(クロスバイク)を買ってかれこれ1年ちょっと。
かなりかわいがって頻繁に乗ってはいるものの、
150キロを超えるような長旅に出たのは、
1日で柏から館山まで走破したのが最初で最後。
寒くなる前にもう1度どこかに行きたいなと思い、
冬に急かされるように筑波山へ行ってきました。
目的地を筑波山にしたのは、学生時代に友達と
24インチのギアも無いママチャリで日帰りした
ことがあったので、その追体験をしてみたかったのと、
筑波山の山頂から見える
つくば大星雲なる関東平野の夜景が
ずいぶんと評判よかったからでした。
以下、あんま面白くないと思いますが、一応旅行記みたいなものを
書いてみました・・・。もしお暇でしたらどうぞ。
夜景が綺麗であろう夜6時に到着すべく、
午後の3時に家を出て、50キロ先の筑波山を目指しました。


ガソリンスタンドのヤンキーのお兄ちゃんに優しくしてもらったり、
(やっぱ人は見かけで判断しちゃいけないですね)
美しい夕焼け(上の写真)に背中を押されつつ
予定通り夜の6時に筑波山の麓に到着。
とまぁ、ここまでは割と順調だったんですが、
ロープウェイ乗り場までの峠道はちょっとした地獄でした。
今にもドリフト族や野生動物が出そうな曲がりくねっぷりですし、
下の写真の上部にある通り、行く先は漆黒の深い闇。
脚の筋肉よりも先に心が音を上げそうになりました・・・。
その上、そんな苦行のような小一時間を耐え、
東京まで見渡せる夜景をやっと満喫出来ると思いけや、
満天の星空にも拘らず、なぜか天候不良でロープウェイは運休。
しかたなく、旅館の駐車場からそれなりに美しい夜景を眺め、
怒りを冷ますべく麓まで一気に駆け下りることに。
50キロを超える下りの猛スピードで、怒りだけではなく、
登りでかいた汗までもが急速冷却され風邪引きそうになりつつも、
どうにかこうにか15キロほど先の加波山ユースホステルに到着。
筑波山そばの旅館やホテルではなく、わざわざ遠くのユースにしたのは、
朝食付きで3,500円という格安さに惹かれたというより、
集団部屋で若者達と酒でも飲みつつ話がしたかったから
だったんですが、生憎その日の宿泊客は僕1人・・・。
結局、ユースを経営するおばあちゃんと2人っきりの夜になりました。
しかも、おばあちゃんが寝た後は話相手もいなけりゃ
やることもないわで、おばあちゃんがサービスしてくれた
ビールを手酌しつつ談話室の課長島耕作を読み耽るうち、
哀しいかな、夜までも更ける始末・・・。
そう、なんかパッとしない旅行だったんですよね。
(ここまで読んでくれた人、ごめんなさい)
やっぱ、悪友が一緒じゃないと今イチ盛り上がりませんね。
ま、でも、往復150キロを尻の皮が剥けそうになるのも厭わず
頑張って漕いだ甲斐あって、それなりに収穫はありました。
1つは、自然の存在感を感じたことですね。
翌日の昼間に見た時はさほど大きく感じなかった筑波山ですが、
満月の下での筑波山(写真下)は異様なまでの存在感がありました。
そういえば、以前、沖縄の離島の砂浜で野宿した時、
波の音でリラックスしてよく眠れるかと思いけや、
エメラルドならぬ真っ黒な海は思いのほか存在感があって、
畏怖すら感じて、あまり寝られなかったなんてこともありました。
ほんと、海にしても山にしてもそうですが、
自然ってのは、暗ければ暗いほど、その存在感が増しますよね。
もう1つは、自転車の魅力を再確認したこと。
人生では努力が必ずしも報われるわけじゃありませんが、
自転車旅では、努力すれば、必ず報われます。
つまり、辛い思いして坂を登れば、必ず下り坂が待ってるわけです。
何かと複雑化してる今時、こういう分かり易さって凄く有り難いです。
それと、体力と要相談という条件つきですが、
ある程度周りにスピードを合わせなきゃいけない車と違い、
完全にマイペースが許されるのもまた大きな魅力です。
特に、僕はしゃかりきになって漕いでるわけじゃないので、
車だと容赦なく流れて行く景色をゆっくり味わえるんですよね。
車が旅の早送り装置のように感じてしまうほどです。
ま、今風に言ってみりゃ、スロートラベルといったとこでしょうか。
次は、久々にチャリンコを飛行機に乗っけて、
夢の沖縄一周でも果たしたいもんです。